【 06年08月06日 】新店舗

橋本店をオープンさせて5年の月日がたった。

そろそろ次の店舗を出したいところであるが色々な問題がある。

一つは社員の数である。社員=店長であるが、お店を任せることのできる人間がいなければ店舗を拡大することはできない。社員の数も増やしたいが、誰でもいいから社員にするということもない。自分が気に入った人間であり店長としてやっていける適正能力を持っている人間に限られる。過去には社員希望のアルバイトもいたが、断った経験もある。

アルバイトの確保も問題であろう。新店舗を出してもアルバイトを集めることが困難では売上を軌道に乗せることができないであろう。

金銭的な問題は無い。一般的には店舗を出店するには2000万円の資金が必要である。しかし大和店は半値の1000万円で作った経験もあり同時に数店舗出してもお釣りが来る資金はある。大和店を作った時は1000万円で作ったことで業界で話題になり飲食店の専門誌から取材を受けたこともあった。

出店の場所は検討をつけている場所がある。大きな団地もあり魅力的な地域である。ピ○ーラやピザハ○トなどは数百店舗を展開している。負け惜しみではないが、うちとはまったく営業形態が違うからである。何が違うかというと彼らの店舗はフランチャイズであり我が社は直営店であるからだ。

フランチャイズというのは簡単に言うと「ピ○ーラの名前を貸しますからピザ屋をやってみませんか?」と宣伝し、やりたい人がいたらお金を取ってお店をオープンさせるわけだ。だから名前がピ○ーラでもやってる人間は素人ということが多い。しかもピ○ーラどうしの店もみんな敵なのである。

うちのように食材を貸し借りしたりヘルプで人を貸すこともできない。我が社の場合は直営店なので会社が社員を雇い、店舗を増やして行くのである。世の中のピザ屋はほとんどがフランチャイズであり我が社のような直営店は、ほとんどない。

うちもフランチャイズをやれば一機に数百店舗になるであろう。フランチャイズをさせてくれという人もいる。

しかし私は直営店を続けて行くつもりだ。

素人に簡単にできる仕事ではないし、食品の品質をキープできる自信もないからだ。店舗を増やすだけが企業にとってプラスというわけではないということだ。

直営店の店をタイミングで増やして行く。これが最善の戦略。このタイミングが来るのはあと何年か…。