【 06年10月15日 】mixi安全神話崩壊

最近のネット界の話題といえばmixiの安全神話崩壊。私はこれを見た時

「安全神話?そんなのあるわけないじゃん。」

SNS(ソーシャルネットワークシステム)がアメリカで2003年に始まり、mixiは2004年に生まれた。

その当時、まだmixiが、はやる前にこのシステムをチェックしたが「これは危険なシステムだな。こんなのがはやったら事件が起こるな。」と思っていたが2年後の現在それが現実となった。

mixiの他にブログ・リアルなどでも不適切な書き込みが社会問題に発展したり、それが元で個人情報や社会関係まで特定されてしまう事件が増えている。

最近の近場の事件ではマクドナルド本厚木店のアルバイトがmixiの日記で、近くでコンサートがあったモーニング娘のファンが来店したことを「キモイ」と書き込んだ。その結果、mixiに登録した個人情報を流失され、本名・住所・学校などがネット上にばらまかれた。マクドナルドにも「おたくのバイトは客の悪口を言うように教育してるわけ?」などの電話・メールで総攻撃を受けている。バイトがたった「キモイ」と書き込んだだけで会社は大ピンチにおちいる。

その他にも

『飛行機に乗って自分が悪いのに「CAに謝らせた」と書き込んだ』

『アルバイトが、コスプレイベントの参加者を「同じ世界に生きる人類とは思えない」と書き込んだ』

他にも沢山あるが、いずれも、バイト先の会社は謝罪を求められ信用を落とし、書き込んだ人の個人情報をハッキングされた。ひどい場合は、電話番号・家の写真・卒業した学校・友人の名前・親の勤め先までネットに公開され、つるし上げられて結局、引越ししなければまともに生活できない状態にまで追い込まれる。なぜこんな簡単に個人情報が盗まれるのか?

いくらmixiが紹介制をとっているとはいえ、誰でも参加できるのが実情なのだ。

もぐりこむのはパソコンに詳しければ簡単である。mixiの日記などは「友達同士の秘密の日記」「マイミクにしなきゃいいじゃん」などと思ったら大間違いである。のぞかれているのだ。

例えるなら携帯のメールが第三者に見られているのに等しい。パソコンに詳しいハッカーはmixiの会員をターゲットとして毎日のぞいている。特に検索機能を使って「アルバイト」の書き込みを狙って、その会社をつぶすことを考えている。自分の身は自ら守らなければいけない。自ら個人情報を晒すなどもってのほかである。mixiは、楽しい点だけを前面に出しすぎて、そういった注意を一切喚起してこなかった。


ネット界というのは個人情報を特定されることによってなんらかの不利益を被らせる方法を誰か頭のいい奴が思いつき、悪用するのだ。インターネットが始まり20年がたち、携帯でも書き込みできる便利な世の中になったが、利用者のネットに関する知識の無さが事件につながるのだ。

誰でもちょっとネットを勉強すればいかにmixiが危険でつまらないものかが理解できるのだが…。「私は平気!」と思っている人もいると思うが交通事故と同じで「起こってからではとりかえしがつかない」のだ。

これからもこの手の事件は飛躍的に拡大し多発するであろう…。ツーウェイピザもバイトのmixi、ブログ・リアル等によって大損害になる可能性もある。うちのアルバイトから被害者が出ないことを祈る。