【 06年10月29日 】睡眠と多忙

「生きて行くためには睡眠は不可欠だ。」と言われていたが、以前に見たニュースで82歳で老衰で死亡した老人の男性は生まれてから死ぬまで一度も寝ていないという。不眠症の病気であったらしいが、それ以外は、まったくもって健康体であったという。この例から「人間は寝なくても死なない。」という説が学者の中でも定説になった。

私は寝ることが嫌いだ。「寝ている時は死んでるのと一緒。」と思っている。寝ている時間ほどもったいないと思うことはない。寝なければ24時間フルに使えるということになる。

学生の頃は毎日2時間しか寝る時間がなかったし、時には3〜4日間徹夜することもあった。しかし、それで充実した毎日を送っていた。確かに3日も徹夜するとキツイこともあり、徹夜3日目になると手が震えてきて食事をする時も手がガクガク震えて、うまく食事ができなくなる。だが、面白いことに更に徹夜4日目に突入すると手の震えもピタッと止まるのだ。だから手が震え出すと「そうか、俺は3日間寝てないんだ。」とそれで初めて3日間寝てないことに気がつくことがあった。

最近、「いや〜僕、昨日寝てないんですよ〜。」などと自慢下に言ってくる人がいるが「はぁ?だからどうしたの?たった1日寝てないだけジャン。」と思ってしまう。

社会の定説に「忙しい」が口癖の人ほど「ひま人」と言われている。確かにこれは周りの人を見ても当たっていると思う。おまけに「忙しい」と言っている割にちゃんと睡眠をとっている人が多い。

本当に忙しい人は「寝る時間も無い」という人であるし、やっぱり「忙しい」とも口にしないものである。

私も大学に通いながらツーウェイの店長をしていた時も3日間寝ていなくても友人に誘われれば「暇だよ!」と答え「どうやって時間作ろうかなぁ。」と考えていたものだ。

「徹夜なんてできないよ。」と言う人がいるが、自分が3日間も徹夜するのは「眠くても寝る時間が本当になかった」からだ。大学のレポート、実験、テスト、ツーウェイ店長の仕事、会社の会議、友達の付き合い、をこなしていれば「絶対に寝れない」状態があるのだ。

登山では夜に後輩を寝かせて自分は見張りをして、2日間徹夜で山に登ったこともある。

こういう状態まで追い込まれたことのない人には本当の忙しさというのは絶対にわからないであろう。

最近は仕事、遊びも含めて暇に感じている。学生の頃に比べれば「なんて暇なんだろう。」と思う。毎日4〜5時間も寝てしまっている自分に少し不満を感じている。

来年は、また寝れないほど充実した毎日を送りたい…。