【 07年01月21日 】脱!大食い

ご存じの方も多いと思うが、私は大食いの部類に入る。一回の食事で3人前ほどいつも食べてしまう。最近はこんな自分がつくずくやになってしまった。色々な場所で恥ずかしい思いをする。牛丼は特盛り3杯を食べるのだが、必ず2杯目を注文すると「お持ち帰りですか?」と店員に聞かれる。更に3杯目を頼むと、無言で驚いた顔をしている。周りのお客からもじろジロジロ見られる始末だ。

ファミレスでも4人前ぐらいを頼むと、ウエイトレスに「大丈夫ですか?」と突っ込まれる。「いつも食べてますから…。」と答えると「はぁ。」とあきれた顔で去っていく。

高校生の時にはカレーショップでサラダバーがあったので貧乏だった私は「サラダで腹を満たそう。」と思ってバクバクサラダを食べていた。気が付くとそこにあるサラダ全てをたいらげていた。定員に「お客様、そのぐらいでカンベンしていただけますか?」と言われ、「えっ、食べ放題でしょ?」と言うと、店員は「他のお客様の分もありますから…。」と言われ、しぶしぶお店を後にしたこともある。

他にも…

●モスバーガーの全メニューを一回で食べた。

●大盛りで有名なお店でオムライス大盛りを2つ食べた。

●800gハンバーグが売りの店で、そのハンバーグを2人前食べて、もやしがお変わり自由だったので在庫がなくなるまでもやしを食べ切った。

●焼き肉食い放題で焼き肉をたらふく食べた後にケーキが12種類あったので全て食べた。

●一心のすしを3人前を15分で食べた。

●20代の頃は外食が多く、1カ月で食費が15万円かかっていた。


この他にも沢山、はずかしい事実がある。

中学生までは私は小食であった。むしろ、普通の人よりも食べる量は少なかった。

いつから大食いになったのか?

それは、やはり山に登り始めてからだった。初心者の頃は山に登ってテントを張り、食事を作るのだが、バテルと食欲もなくなり、ほとんど飯がのどを通らないことが多かった。そのまま山に登ると体力がもたなくなり更にバテルようになって周りの人に迷惑をかけていた。それからは食欲がなくても無理やり胃袋に食べ物を詰め込み、涙を流しながら食事をした。すると体力は爆発的に飛躍し、ひたすら登り続けることができることに気づいた。それからは飯を食うチャンスがあったら食欲があろうが、なかろうが、とにかくたらふく食べることにした。

しだいに「これぐらい食べればエネルギーは足りる。」というような感覚をつかみ始めた。

『食べる量=動ける量』

という方程式を見つけ出し、食えば食うほど無茶できる!となった。

それ以来だろうこんな胃袋になったのは。

だから普段でも常に『エネルギー満タン』という状態をキープしたい癖がついてしまった。車で言うと、『ガソリンが満タンの時はアクセルを気にせずに踏み込める』という感覚に似ている。

よく人に「なんでそんなに食べても太らないの?」と聞かれる。ダイエットしている人は「いっぱい食べちゃったから運動しなきゃ!」ということになるが、私の場合は「動くためにいっぱい食べるから。」という答えになる。考え方が真逆なのだ。筋肉量が多いと基礎代謝も高いし、寝ないことも多いし、トレーニングもするし、普段から人よりも運動量が多いために、いっぱい食べないと動けなくなるのは山登りと同じであるからだ。

若い頃、年上の人からは「30歳すぎたら飯は食えなくなるよ。」と言われていたが、いまだに食欲は落ちず、若い頃と変わらずに大食いをしてしまう。

しかし、私も、もういい年なのでここらで大食いをやめようかなぁと決意した。

そうすれば、恥ずかしい思いもしなくてすむし、食費も抑えられる。毎年「大食いはもうやめる!!」と宣言していたが今年は真剣に『大食い禁止』を実行したいと思う。

私の周りにいる皆様にも協力して欲しいと思う。

さらば『大きな胃袋よ!!』