【 07年09月16日 】『ぼくなつ』
『AXEからの挑戦状』の第4弾がやっと終了した。
今回は作成時間が無かった…。できとしてはイマイチどころかイマニの完成度であり、アルバイト諸君には申し訳ない気分だ。
本来は去年の冬の〜修羅の洞窟〜で最終章とするつもりであったが、あれから新人のアルバイトも沢山入ったということと、店長達が賞品代金を負担してくれるということで、重い腰を上げ第4段のリリースを決めました。
予定では8月16日の週から作成に当たるつもりであったが、ノートパソコンの故障という想定外のアクシデントが起こり、出だしからつまずいてしまった…。
8月23日
ノートパソコンが修理から帰ってきた!!8万円以上の修理代を無理やり無料まで持っていき、気分は上々のはずが…時間がない。
ストーリーと言うか、プランを何にも考えていない…。考えたあげく『ぼくなつ』で行こうと決める。
とりあえず新しい技術のFLASHの動作確認をしてみる。ドコモ、au、ソフトバンクでの動作検証で一日が終わる。夜中は朝まで店長ミーティングである。店長達にお願いし、賞品を決定する。今回は予算が少ないので数が少ない…申し訳ない気持ちで帰宅。
8月24日
外はもう明るい。ミーティングから帰り、寝る暇もないまま、本格的に作成に入る。
「3日徹夜すれば楽勝で終わるっしょ。」
と余裕をぶっこいていたのだが…。
ストーリーを後ろから考えていく。紙に書いてみるが、まったくスタートにつながらない…。31日分のイベントを完成させ、パソコンに向かう。そして賞品の発注を行い、賞品詳細ページを作る。
昨日、検証した『カブトムシ相撲』の作成に入る。捕まえるシーンを作り、実際にチャレンジしてみるが、
「簡単に捕まえられるわ…。」
難易度を上げてみると
「ぜんぜん捕れませんよ…カブトムシくん。」
何度も作り直し、「これぐらいじゃねーの!」というレベルで落ち着く。時計は既に午後を指している。その後、『相撲』のシーンを5パターン作り、3日目までのページが完成する。もう日が暮れている。
なぞなぞを考える。が良いアイデアが全く出ない。
気がつくと、もう時計が0:00を越えている。
8月25日
ついに2日目の徹夜作業。気がつくと1日何も食べていないことに驚く。料理を10分で済ませ、食事を1分で終わらせ、再び作業に戻るが、頭が働かないのだ…。少し寝ようかとベッドに入るが構想を考えていると、まったく眠気が起きない…。5分もしないうちに、またパソコンの前に座る。
テレビで『笑っていいとも』が始まる頃に、何とか10日目まで完成。といってもこのペースでは間に合いそうもない。夜中まで、ひたすら作業に没頭する。
8月26日
「ヤバイ!!あと24時間しかないじゃん。」
2日徹夜しても半分しかできていない。しかも後半の方が内容も濃いのでダメダメムードが心にさまよう。とにかくひたすらキーボードを叩く。せめて夜が明ける前に20日目ぐらいは完成させなければと思い頭と指をフル回転させる。
夜が明けると、まだ13日目。自分の不甲斐なさに狂気を覚える。もう時間は16時間しかないのに半分も終わっていない…。
「もう無理かも…諦めようかな。」
27日0:00スタートなんて宣言してしまったことを後悔した。
3日間、一睡もしていないが眠気はまったくない。食事もほとんどしていないが、やるしかない状態だ。
一気にスパートをかける!!
ありえない脳の働きが起こり28日目までたどり着く。脳からドーパミンやらエンドルフィンやら出まくってる様子。だが時計は20時を指している。
明日から社員キャンプなので道具を車に積むために23時には町田店に行かなくてはならない。
残り3時間。
「ダメだ…俺には才能がない。もうこのまま逃げよう!みんなの前から永遠に姿を消そう。死んでみるか?」
かなりのプレッシャーに、もう頭がおかしくなっていた。
おかしいのは頭だけではなかった…。
心臓がバクバクなり始め、動悸がする。呼吸が苦しい。頭痛と吐き気が襲い始める。こんなことは生まれて初めてだ。
それから2時間、心臓を抑えながら最後の『宿題シリーズ』を考える。暗号を1問10分程度で3問考えつく。
「間に合わない。スタートまで2時間を切ったよ…。」
スタート1時間前、全て完成する。
「やったぜ俺!!やればできる子だ!!」
早く町田店に行かなければならない。その前に最終チェックをしなければ。
数カ所にミスを発見、修正し、町田店に向かう。
そして町田店でスタート時間になり、無事にスタート。
「コーラを飲もう。」
と思い、販売機の前に立つ。気がつくと小銭が沢山あるのに無意識にお札を入れている自分に気がつく…。
「ハッ!俺何してんだ?」
もう頭がわけわからん状態だ。それからフラフラで運転し、家に戻りアクセス解析を行う。既に80時間は寝ていないことになる。明日は早朝からキャンプなので明日以降も寝れるチャンスはない。
結局、キャンプの3日間で8時間ぐらいしか寝ておらず、5日間(120時間)中、10時間しか寝ていないことになる。
「辛かった…俺も年をとったなぁ。もう寝よう。」
と思ったが、更に辛さは続いた。
ヒント、参加賞メールだ。
1週間で届いたメール
311通(1日平均44通)
24時間、休まることなく携帯が鳴り続けた。この1週間もほとんどベッドに入ることはなかった。
9月11日
『AXEからの挑戦状』終了。
前回同様、沢山のアルバイトが参加してくれたことに感謝。しかし、お金はかかる、寝れない、作成で苦労、賞品の発注、入賞者に受け渡し、と苦労ばかりで私にとっては何のメリットも無い。
ではなぜやるの?と問われれば、
アルバイトあってのツーウェイだから、『普段の感謝』と『ツーウェイでアルバイトしているからというメリット』を感じてもらいたいからだ。
それなのに、途中で諦める人、入賞無しの店舗、参加しないアルバイト、がいるのは頭に来るというか、悲しい…ショボン。
『アルバイトの乗りが悪い』=『売上が悪い』
という法則があるので、そう言う店舗は閉店しようかとも考えてしまう。
店長がアルバイトをコントロールできていない、私が嫌われている、企画が面白くないということも原因だろう。
まぁ、これは私の傲慢で、押し付けても仕方の無いことですよね。
こんなことを書いてもそういう人達は、このコラムすら読んでいないわけで…。
参加してくれたアルバイトからは、ありがたいことに次回作の要望を沢山頂いている。しかし、このような不参加店舗、不参加バイトがいることでやる気も失せ、私の能力が限界ということでもう自信もありません。次回作は期待しないでください…。もうストレスがハンパないですから…。
と、今回はおもいっきり、ぼやいて、愚痴ってしまいました。
たまには許してください。
ゴメンナサイ