【 07年10月07日 】洞窟探検 前編

それは座間市に存在するトップシークレットな洞窟。



高校生の頃、母校の裏手にそれはあった。ひそかになりを潜め存在する洞窟。

正確に言うと洞窟ではなく、戦争時代の地下秘密工場で戦闘機を作っていた。その内部は敵に攻め込まれた時の時間稼ぎのために迷路になっている。ホントにドラクエのダンジョン並みに複雑に入り組んでいる。地図を書きながら進まないと一生、脱出できない恐れもある。

広いところで、天井までの高さは3メートル、横幅も3メートルぐらいある。
狭いところは、這って行かないと進めないところや、崩れてしまっている危険な通路も存在する。洞窟迷路の長さは合計すると数十キロと続いている。



高校生の時、授業中に抜け出してサボりに行く場所がこの洞窟。先生には絶対に見つからないし、部活の備品で学校に登山装備を随時保有していたので奥まで侵入することができたのだ。

調べてみると入り口は無数に存在しており、座間市の住宅の下まで伸びているのだ。ほとんどの入り口は良く探さないと発見できない。それでも私は10カ所近くの入り口を発見し、その内部を探索した。

高校を卒業し、本格的にあの洞窟について調べてみた。

●有名な探検家も足を踏み入れている。
●座間市は洞窟の存在を隠している。
●戦時中、奴隷であった多くの台湾人がツルハシで掘った。
●その台湾人のうちの一人の男の娘がスナックで働いていることをキャッチ。
●テレビの取材も来ていた。
●洞窟の周りには何やら妖怪伝説や幽霊話がある場所が隣接している。
●その妖怪伝説の一つに『1つ目小僧の墓』『馬の首を切り落としていた台座』などがあり、それは実際に発見した。




そして、とっておきの情報を入手した…

それは









洞窟内部に巨大ホールが存在し、『雷電(ライテ゛ン)』という戦闘機がガソリン満タン、武器フル装備でいつでも発進できる状態で3機、眠っている!!








というのだ!

この『雷電』というのは太平洋戦争の後半に設計された陸上基地から運用された戦闘機であり、ゼロ戦に並ぶ日本軍の名機である。


これが『雷電』


も〜ロマンですよ。これは男のロマンですよ!!

それからしばらくして淵野辺店の店長をしている時、『TEAM AXE』に属するアルバイト達にその話をした。

バイト達「連れて行ってください!!」

という声が上がったが、

AXE「危険だからお前達じゃ無理!!」


バイト達「お願いします!時給下げてもいいんで!!」


結局、熱意に押されて、

AXE「よっしゃ!!久々に探検するか!!」




という運びになった。昔のアルバイトは本当にバカというか今では考えられない、熱い連中が多かった。

集まったアルバイトはデリバリー、インストア合わせて10人以上であった。

仕事が終わり、

いざ!洞窟へ



     (インストア探検隊)


となったが、この後に起こる恐怖を私ですら予測できなかった…。



つづく…。