第4回シダンゴ山&宮地山

いつものように朝は相模原店に集合。今回初登山ということもあり、気合が入りすぎて9時半集合なのだが9時には相模原店の前に到着。(実は時間を間違えただけだったりして、笑)
9時半定時には全員ちゃんと集合!菊池店長の車に荷物を詰め込み一路目的地『シダンゴ山』へ向け出発。

ここで今回の『シダンゴ山』の『シダンゴ』についての説明を少々
飛鳥時代に仏教を教える仙人がこの山を教場としていたらしく、その仙人が「シダゴン」と呼ばれていたことからそれが「シダンゴ」に転じたと言われているらしい。(どうしてシダンゴに転じたのかは意味不明だし!しかも仙人の名前がシダゴンって・・・フフフ)

そんなことを小野隊長より頂いたしおりを読みながら勉強していると、高速道路に入りそこから目的地へはあっという間だった。(この時、高速を降りてから、山道を登る菊池店長の素晴らしい運転テクニックでちょっと車酔いになった私は登る前からテンションが下がり早くもHPをかなり奪われた。)


麓にある駐車場で荷物を降ろし、いざ出発!!
最初は橋を渡り、民家の並ぶ路地を進んでゆく・・・

民家の前で談笑するおばあちゃん達に「暑いけど頑張ってねー」の声に先ほどまで奪われていたHPがみるみる回復した。

民家を過ぎるとそこには茶畑が広がりいかにも田舎の風景と言った感じ、そこからしばらく急斜面を石畳の道が続く。

途中で案内板を発見!!



目的地を確認するわが登山隊。ここで一休みして気合を入れなおす。
ようやく登山口に到着。

そこにはイノシシが麓に下りてこないように防御柵がはりめぐらされており、鍵のかかった扉を開いて中に進入。
気分は登山と言うよりジュラシックパークの勢いだ!!
ここからは隊列を組み
川筋隊員→私→さっさん隊員→菊池隊員→小野隊長の順で
頂上を目指す。

「よし!これからだ!」と思った矢先に

「きついー」と誰かが叫ぶ・・・・

やはり前回同様それは川筋隊員であった。
見た目体調も良さそうだしただ単にきついみたいだ。
「こりゃもう年かな?」口には出せないが
心の中の自分がそうつぶやいた。

入り口から急斜面の上り坂が、しかも直線なので
最初はたしかに結構きつかった。

やっと道が曲がりはじめたところでで湧き水発見!!
隊員たちがお腹を壊すのを恐れて慎重になっている中、小野隊長だけはゴクゴク水を美味しそうに飲んでいる。
自分もチャレンジして飲んだみた・・・「おいしい」
隊長が「手ですくったら上澄みしか飲まないように」とアドバイスをしていた。
・・・・・もう飲んだ後だった・・・・美味しさが半減した。

するとまたまた隊長が足元の石をおもむろに持ち上げてみると、「カニだ・カニ、サワガニだよ」と見せてくれた。
付近の石をひっくり返してみるとカニがたくさんいた。中には脱皮したての透明でやわらかいやつもいた。



山を登るだけで精一杯の私にはそんなところまでは気づかないここで隊長の余裕と観察力に改めて感心。

その後は同じようなくねくねした急斜面をひたすら登る。お約束かのように川筋隊員が頻繁に休憩を求めるパターンの繰り返し。
そのたびに水分補給や、かるいお菓子などを摂り体力回復。蜂に襲われるアクシデントにも見舞われたが、我々はなんなくそれをクリアーして黙々と頂上を目指す・・・

やっと視界が広がり道も再び直線になり、その上にいかにも頂上らしき風景を見た。



誰もが「あれ頂上じゃね?」と思った時、さっさん隊員が隊列を無視して駆け上がる。
「頂上っぽいです」と言ってさっさん隊員が隊列に戻る。
最後の力を振り絞り頂上めがけて駆け上がる。
がその時にはもう先頭のはずだった川筋隊員は最後尾にいた。
「やっぱ年かな?」失礼だがまたそう思った。

「やったー」全員がそう思った頂上からの眺めは最高だった!




幸運にも天気がよく、澄み渡る青空と見下ろす町並みはまさに絶景だった。
仙人がいたというだけあって、頂上には賽銭箱と
仙人にまつわる石碑が建っていた。


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